引き寄せの法則 と言う題の本から抜粋して行きます。この本は素朴な疑問に答えてくれる、願望や夢をかなえる系の本の中では一番現実的な内容だと思われます。
一部を抜粋すると
- 望まない物を引き寄せる言葉
- マイナスの波動を呼ぶアファメーション
- 疑う心をなくす方法
一度でも、「願いがなんでもかなう系」の自己啓発書を読んだことがあれば、疑問に感じていたことをやさしく解説しています。
理屈っぽい自分がなぜ惹かれたかと言えば、スピリチュアル系と思われる本の割に、批判に耐える内容になっていると言うことです。ビジネス系の自己啓発書を読む場合でも、この本を原点として自分の目標を定めることができると思った訳です。
さて、その引き寄せの法則の実行方法ですが
- 願望をはっきりさせる
- 自分の願望に注意を向ける
- 受け入れる
の3つのステップがあります。もう少し詳しく書いて行きましょう
引き寄せの第1ステップ ・・・ 願望をはっきりさせる。
これまでの経験で多くの人(自分を含む)は夢や目標、願望をうまく語れません。会社で決めた数値目標や事業計画などはすべて借り物です。あなたが本当にしたいことは?と問われた場合、見栄や体裁もありなかなか本音が出ません。本音がでないうちに、本音すらわからなくなっています。
本当の願望、目標、(欲望)を明確にするためには、望んでいない物を特定し、その対極を考えることで意外に簡単にわかります。
人はそもそも安全志向の防衛本能がありますので、危険(いやな物)は意外にすんなり出てくると言うこどなのでしょう。嫌なことの反対が、本当に望むことだと言うのです。
夢に日付を! ~夢実現の手帳術~(ワタミの社長)の本のような自己啓発書からは出てこない類の発想です。これで私はとてもすっきりしました。
自分は本当は何をしたいのか?まずは本能的な危険回避と言われてもいいじゃないですか。願望も身近な物が実現されるに従って大きくなっていく。まずは最初の一歩です。
引き寄せの第2ステップ ・・・ 自分の願望に注意を向ける
願望をアファメーション(宣言)と言う形で、文章にします。第一ステップでは嫌なことの対極として、望む物をはっきりさせましたが、これを宣言として形を整え自分がベスト、もっとも心地よく感じる文章にする。
こうなったら、本当にうれしいなと思える文章にするということです。
自分ができない、嘘だ、と感じていることをアファメーションにしてしまうと、疑念の波動が生まれ、それが引き寄せを働かなくするのだと述べています。
一般的に言われるアファメーションは(各種の本を要約すると)自分の願望を現在形で延べる自己肯定の宣言です。さらにそれに感情を加えてインカンテーションと言う形にするようなことも書かれていたりします。
繰り返しますが、われら人間、できっこないと感じたことに全力はつくしませんし、感情もそう高ぶる物ではありません。いつも小遣いがないのに、おれは大金持ちだと宣言したところで虚しい感情が残るだけです。
じゃあどうするか、ここが重要なポイントの一つです。
- ~している最中だ。
- ~だとうれしい
- ~と決めた
- 自分が~しているのを見たい
と言う形に、アファメーションを変えるというのです。
まさになるほどです。これなら嘘にはならないし、~だとうれしいと思えば、本当にうれしくなります。俺は大金持ちだとうれしい、確かにうれしい感覚が勝ります。
引き寄せの第3ステップ ・・・ 受け入れる
何を受け入れるかと言うと自分が書いたアファメーション、願望です。自分が書いたから受け入れて当たり前かと言うとそうでもありません。
例えば、
やっぱりそんなにすぐにはお金なんか入って来ない、だってしがないサラリーマンだし
商売やったってうまく行かない、だって親が出資してくれる訳じゃないし。
と自分で自分に言い訳のオンパレード。
そんな時、心に浮かんできた言い訳をメモし、言い訳なしにやっている人がいるかどうか考える。
そして、そんな人が、今日は何人いたか、昨日は?先週は?先月は?日本には?世界の中では?と考える。
例えば、無一文から財をなした人は?サラリーマンなのに起業して成功した人は?